「世界を変えた書物」展でワクワク気分に浸った話

上野の森美術館で「世界を変えた書物」展というものが行われているという情報をtwitterで目にした僕は、さっそく次の日に妻と足を運んだ。コペルニクス、ガリレイ、ニュートン、ケプラーなどの著名な人々が書いた本の初版本が数多く展示されていてとても興奮した。他にもガルダーノ、ネーピア、ライプニッツ、オイラー、デカルト、ホイヘンス、ゲーテ、ベルヌーイ、エジソンなど、信じられない人々の初版本があった。僕が見られて一番嬉しかったのはユークリッドの「幾何学原論」である。高校生の時、学校の図書館で借りて行き帰りの電車の中で読んでいたのを思い出した。一回のレンタル期間ではとても読み切れず、何回も何回も繰り返し借りた思い出がある。
この展示は本の内容や著者の魅力だけではなく、本そのものの歴史的価値や外観の美しさも魅力の一つである。15世紀にグーテンベルクが活版印刷を確立して以来、どのように本という知恵の媒体が進化を遂げてきたのかという側面からこの展示を捉えることも一つの楽しみ方であると思った。

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