新元号が決まりましたね。『令和』。発表の瞬間は妻と電車の中で迎えたが、二人ともなんと反応したらいいのやら分からずって感じだった。まあでも、とてもいい響きだと思う。すぐに何の違和感もなくなるはず。
さて本題ですが、三月の終わり、京都と名古屋と三重に行ってきた。たくさんの写真とともに振り返ってみようと思う。
出発日、武蔵小杉の桜はまだまだ見ごろとまではいえず、西日本はことさらに満開まではまだ日が要るだろうと思いながら、新横浜へ向かった。新横浜へ武蔵小杉から行くには菊名で南武線から横浜線へ乗り換える。菊名のホームから見る駅前の街並みはどこか、朝ドラのセットのようにみえて面白かった。どうしてそのような印象を持ったのかは分からない。あー、朝ドラのヒロインになりたい。
朝ごはんは新幹線の車内で食べた。カツサンドと崎陽軒のポケットシウマイ。崎陽軒は上京するまでは名前すら知らなかったが、関東地方では弁当業界の覇者だ。崎陽軒を代表するシウマイ弁当は筍の煮物、アンズ、マグロの煮物などが入っていて僕はこの弁当の大ファンである。
京都に着いたらまず嵐山のほうへ向かった。平日ではあったが、外国からの観光客を含め、人でごったがえしてた。桜以外にもたくさんの綺麗な花が咲いていてとても綺麗だった。
お昼ご飯は渡月橋の近くのお蕎麦屋さん、『嵐山よしむら』。
天ぷらがサクサクジューシーだった。
お昼ご飯の後は天龍寺(雲龍図という天井に描かれた絵が有名)や竹林などを巡った。そこここに色とりどりの植物が咲いていて歩いているだけで楽しかった。天龍寺の日本庭園では妻と一緒に俳句を詠んだ。自分の作った俳句は
『庭園の 静けさ前の 喧噪や』
みたいな素晴らしい一句。妻の俳句は、、、彼女の名誉のためにもここでは発表しないことにする。
嵐山の後は、いったん二条城近くの宿に向かった。宿には丸い窓があった。窓は風景を切るとり枠組みだと聞いたことがあるけど、その意味がよくわかるとても素晴らしい窓だった。そこから見える外の風景はまるで一枚の絵のようであり、季節によってその色を変える。自然と人間の力が融合したアートだった。
宿で小休止した僕らは祇園四条の方へ足を運んだ。鴨川沿いの繁華街をブラブラし、夜桜が綺麗なことで有名な八坂神社に行ったが、そこもやはり桜はまだ満開とは程遠かった。それでもたくさんの外国人観光客がその桜をカメラに収めていた。わざわざ遠い国からせっかくこの地まで来てくれたのに、桜も少しは気をきかせてくれよ、なんてことを思いつつ、神社内にたくさん出ていた屋台の匂いに誘惑されそうになりながら、ここでそういった類のものを口にしてはいけない、と自分自身と格闘していた。というのも、夜ごはんは『京夕け 善哉』を予約していたからである。妻と以前、大学生の頃にも伺ったことのある場所で、ぼくの友人の親せきが営むお店でもある。料理のお味については僕のマリアナ海溝並みに低い語彙力では説明できないが、とにかく美味しいので京都に行った際はぜひ行ってみることをお勧めする。
京都の翌日には名古屋へ行き、そこで両親と合流した。
以前名古屋に住んでいた親のガイドのもと、大須や栄を巡った。天気はあいにくの雨であった。
晩御飯は、名古屋といえばやはりこれでしょ!ということでウナギを食べた。名古屋駅近くの『う家』というお店。パリパリジューシーで美味しかった。ごちそうさまでした。食後のデザートは星野珈琲のパンケーキ。東京にもあるけど、今回はじめて行った。コーヒー、美味しかったので東京でも行こう思った。
最終日の伊勢神宮は天気が良くてよかった。でも人が多かった。宇治山田駅はレトロな感じで郷愁があった。宇治山田駅内には『シュリンプキッチン』というエビフライが売りのお店があり、エビが苦手なぼくは豚カツを注文した。でも、旅を締めくくるに相応しいジューシー肉厚な美味しい豚カツだった。